ジェムケリーの成長期(宝飾品の売上拡大)を数値で見てみよう

ジェムケリー

この記事では、ジェムケリーの成長期に絞って見ていきたいと思います。

前回の記事で、創業時の情報をまとめていますので、それも読んでみてください。

ジェムケリーの誕生とそれまでの歴史

ソンシで呉服を中心に取り扱っていた体制から、ジェムケリーというブランドにシフトしてきて、売上や規模も大きくなってきた時代を切り取って書いていきます。主に数値面の情報を書いていきます。

 

会社規模と売上

この頃の記事で出ている会社の規模や売上を見てみましょう。
1999年7月の記事では、下記のような推移となっています。

96年7月:売上15.94億円、経常利益2.11億円
97年7月:売上24.4億円、経常利益1.51億円
98年7月:売上50.12億円、経常利益10.08億円

 

売上数値の推移と宝飾品売上の拡大

伸びた要因として、ソンシの売上高は97年7月期までは主に受託販売手数料収入という小さい売上高となっています。

つまり、100万円の商品を販売して、その販売手数料が20万円だとすると、ソンシの売上高は販売手数料の20万円のみとなっていたようです。受託販売手数料収入の対象商品は、和製製品と宝飾品であったが、95年度からは和製製品が自社仕入れ・販売に切り替わっています。

また、私も知らなかったのですが、93年10月に取り扱いを始めたときは、「94年7月にニーズ・ニュース株式会社(のちのジェムケリー)を設立」という記載がありました。

ジェムケリーは最初はニーズニュースだったのですね。そして、97年8月1日にジェムケリーを吸収合併し、和製製品・宝飾品共に自社仕入れ・販売へと移行しています。

96年の成長要因としてあがっているのは、オリジナル着物の企画販売もあったと予測できますが、ジェムケリー名古屋店のオープン等により売上高が大幅に伸びたと言えると思います。

そして、97年の成長要因としてあがっているのは、ジェムケリー福岡店のオープン等による部分が大きいかと思います。この頃に自社ビルも取得しており、利益が若干減っているのが分かります。

98年の成長要因としては、ジェムケリーを合併したことによって、宝飾品の売上が計上されて大幅な伸びとなっています。

97年には、宝飾品売上高は約31億円となっていて、全売上高に占める比率は78.2%と記載されています。次いで、和製製品等の売上高は約8億円となり、全売上高に占める割合は21.2%となっています。

宝飾品と和製製品で売上の99%を占めていたことになります。98年には宝飾品売上高は約43億円となり、全売上高に占める比率は87.4%と97年よりも9.2ポイント上昇しています。

次いで、和製製品等の売上高は約5億となり、全売上高に占める比率は10.9%と、10.3%となっています。

99年7月には宝飾品の売上高は予想ではあるものの、約59億円となり、全売上高に占める比率も90.8%と高い比率となっています。一方、和装製品等の売上高比率は10%を切る状況となっています。

 

店舗と支社の沿革

94年7月:ニーズニュース株式会社を設立

95年6月:ジェムケリー名古屋店を開設

96年2月:ニーズニュース株式会社を株式会社ジェムケリーに変更

96年3月:ジェムケリー福岡店を開設

97年3月:ジェムケリー東京支社、ジェムケリー東京店を開設

97年8月:孫子がジェムケリーを吸収合併

98年4月:ジェムケリー広島店を開設

99年4月:ジェムケリー横浜店を開設

 

財務面から分析

 

自己資本比率
この比率が高ければ高いほど。企業体質の健全性と、不況抵抗力の強さを示す指標ですが、一般的には20~30%だと良いと言われています。この頃のジェムケリーでは、98年では42.2%とかなり良い数値が出ています。

固定比率
この比率は、自己資本の内、どの程度固定資産に使われているか、又、資本の調達の仕方と使い方の健全性を見る指標です。一般的には100%以下が良いと言われています。この頃のジェムケリーは、98年では92.3%となっていたようです。

流動比率
この比率は、企業の支払い能力等を見る指標です。一般的には130%~150%ぐらいが普通と言われています。この頃のジェムケリーは126.6%となっています。

総資本回転率
98年では1.7回転、215日となっています。

その他は、営業利益率は15.3%、経常利益率は20.1%となっています。どれも、非常に良い数値がでていて、当時はかなり優良企業だったと言えると思います。

 

まとめ

数値面から見てきましたが、新規事業として始めた宝飾品の販売が徐々に軌道にのってきて、一気に成長が加速していることが分かります。全売上高に占める割合で見ると一目瞭然ですね。

店舗も順調に開設していて、増加していますし、店舗や支社の開設が成功して、売上も加速しているという感じでしょうか。

当時の記事を読み返して、記載されていた情報ですので、あっているかどうかは分かりませんが、当時の活況具合から考えても概ねあっているのではないかと思います。私も当時はもうほとんど記憶がないですが、色んな店舗へ足を運んでいた記憶があります。はまってましたから…。

※過去の記事は私が個人的にファイリングしていた記事ですので、たぶんネットとかにはないのではないかと思います。

 

次回の記事も参考にしてください。

ジェムケリーブランドを成長を支えた顧客システム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です